アース

アースと言うのは「地球」ですね。
今日のお話は地球について

…じゃなくて!
「電気の話」


電気関係で言う「アース」というのは、接地。
大雑把に言うと、0Vの基準点の事、又はそこに接続して同様に0Vにする事。
でも目的によって、やり方考え方がいろいろあります。
ざっと思いつくのは次のようなもの。

①感電防止
電気機器のケースや操作部分と地表との間に電位が発生すると、それに触れた人が感電します。
その為、実際に大地に埋めた金属と接続する事でその電位差を無くします。
だから、アース=地球、もしくはグランド=地面とも言います。
洗濯機設置場所のコンセントには、(古い家屋でなければ)その為の接続端子が付いていますよね。

②電気電子機器の動作を安定させる為の基準電位
この場合は必ずしも実際に大地に埋める必要は無いのですが、出来るだけ大きな導電体が望ましいです。
大抵の場合は金属筐体や金属フレームにDC0Vを接続します。

③電磁的輻射(放射)ノイズの軽減=シールド
外部からの電磁場の影響を防ぐ目的で、回路やケーブルを金属等で囲んでしまう事。
逆に、内部から発生する電磁場が外部に影響を及ぼさないように金属等で囲んでしまう。
0Vに接続して、電流に変換したエネルギーを消費すると考えればわかりやすいかも。

④アンテナの一部としての接地
無線設備のアンテナには、地表の電位がほぼ一定だという事を利用して、アンテナ(の機能)の一部として接地(大地に)する事があります。

⑤避雷目的
落雷による、人体、家屋、電気電子機器への被害を回避する為の接地。
当然大地へ。

⑥帯電防止
静電気による人体や回路への被害を予防するための接地。
これはかなり難しいです。
絶縁体も帯電するんですから。

⑦電蝕防止、電食防止
これを説明するとかなり永くなるので…
簡単に言うと、「電気による金属の傷み」が発生するのを防ぐ目的


他にもあるかもしれませんが、今思いついただけでこんな感じ。
で、ですね。
それぞれ単独で機能しているわけではなくて、複数の目的を兼ねている事がほとんどです。
ただ、必ずしも兼ねていなければいけないわけでもないんですよね。
何が重要で何が不要か、ケースバイケースで考えてやらないといけません。

それと、忘れられがちな事。
アースラインは全部が0Vだと思ったら大間違い。
電流の流れるルートやインピーダンスなんかを、ほとんどみんな忘れてる。
だから0Vのつもりが0Vになってない!
あと、信号系の多点アースなんか、わざわざノイズを拾う為のループを作ってる。
避雷目的も、同じ理由で一点アースにした方が被害が少ないですね。
多点接地は誘導雷サージを拾いやすく、直接の落雷が無くても被害が出ます。

このあたり詳しい人に語らせたら、本一冊分くらいになりそうです。
かなり奥が深~いのがアース。
[PR]

  by tak_a86 | 2012-07-03 00:11 | 電気の話

<< 可哀想な人 MMORPG的、攻撃力一極特化キャラ >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE