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仕様

私のメインベースはG&LのL-2000ちゃんさま(94年製)

音楽仲間で親愛なるベーシストすわべさんは、G&L L-2000ぶりぶりくん(91年製)とG&L L-2000おいどん(96年製)の2本を所有されています。
先日すわべさんのブログで、この2本の回路仕様の違いについて取り上げられていました。
年式がちょうど中間にあたる「ちゃんさま」が、どちらの仕様であるか?
これは、いつごろどういった仕様変更が行なわれたかを知るいい材料になりそうです。





そんなわけで、先日電池交換をしたばかりなのですが再び御開帳となりました。

まずはプリアンプ基板
仕様_c0112826_18471147.jpg


基板そのものは96年仕様と同じで「後期型回路」です。
ですから基板内のオペアンプもLF441
ただし、すわべさんのレポートと照らし合わせると
実装されたパーツ類が、初期型仕様と同じようにタンタルコンデンサであったり、カーボン抵抗の比率が高かったりします。
このあたりは良くある話でして、旧パーツの在庫が無くなり次第順次変更となったんだろうと思います。
この程度の回路では、このあたりのパーツの性能差など出ません。

仕様変更の理由も、「LM4250の入手が一時期困難だった」といった感じの理由だと思います。(推測)
ミュージックマンのStingrayも初期型がLM4250で、途中から変更されていたと思います。

プリアンプのon/offスイッチと配線
仕様_c0112826_19112091.jpg


パーツは、すわべさんの2本のどちらとも違う物です。
その時その時で、手に入りやすい物を使っているだけでしょうね(笑)
配線の取り回しは、完全に「後期型」です。

ペグ(ポスト)
仕様_c0112826_19192297.jpg


よくわかりません。
くすみ具合から見て、アルミ合金に見えるだろうと言われれば
ん~・・・そうなの?って感じです。



ところで
この検証から推測できるのは
この回路変更は、レオ・フェンダー氏の手で行なわれただろうという事です。
私の「ちゃんさま」は、レオ氏の没後生産されていますが
回路そのものや実装のやり方が、非常に「レオ臭い」ですしね。



ここから妄想モード
レオ氏は亡くなる日の朝まで、G&L社の自室に籠もって「最後の試作」をやっていたと言われています。
彼はその完成に大変満足して、
「世界中のミュージシャン達の為に、私がやってあげれることをやり終えたよ」
そう言ってから亡くなったそうです。
その逸話は残っているのですが・・・その時期に投入されたニューモデルって?
レオは最後に何を作っていたの?

「これ」かもしれませんね。

  by tak_a86 | 2008-12-14 20:01 | 音楽 | Comments(7)

Commented by シタール at 2008-12-14 22:09 x
私のは、すわべさんのG&L L-2000おいどん(96年製)と同じになりますね。
私は機械系に滅法弱いので、勉強になります<(_ _*)>
Commented by すわべ at 2008-12-14 22:40 x
おお、これは「連動企画」と捉えても良いでしょうか?

>all
一応、拙記事の方を案内しておきますので合わせて御覧頂けると嬉しく思います。
ttp://black.ap.teacup.com/kaminarioyaji/687.html

回路に関しては、単純にオペアンプの変更だけではないようですね。
この辺はG&Lメーカーサイトで回路図が公開されているのですが・・・
この「回路公開」って、正直「やるなぁ~」と思うのです。
秘密にするのではなく、公開してしまう所に意気を感じます。
もっとも、秘密にした所でやる気なら解析はされてしまうでしょうが(笑)

>LM4250
実は昨日、秋葉原に行く用があったので、部品屋に行って見ましたが
LM4250はもう無いようです、恐らくすでにディスコン(生産終了)かと。
生産終了と言う事でオペアンプを手に入りやすい物に変更する事にして
その際に回路に変更を加えた・・・と言う経緯でしょう。
基板のプリントに「G&L BASS PREAMP REV1.0」とありますが
この「REV」が「REVISION」
すなわち「改訂」を示す訳ですので、あながちハズレでは無いだろうと・・・
Commented by すわべ at 2008-12-14 22:40 x
続き(文字数制限に引っ掛かった(汗))

ちなみに、スティングレイの極初期型(ジャックにスイッチ機能が無い常時通電の物)
に使われていたのは、ユニオンカーバイトのUC4250でした。
その後、テキサスインストゥルメンツのTL062に変更されています。
(4250はトランジスタ入力のシングルなのですが、062はFET入力のデュアルなんですよねぇ・・・)

>実装のやり方が、非常に「レオ臭い」

以前、拙ブログでも記事にしたのですが「電気楽器の内部配線や基板の固定にラグ板を使うなんて、元ラヂオ屋ならではの発想」かと。

そうそう。
ペグの話ですが、ブッシュの形状も違いますね。
Commented by ふぁいやん at 2008-12-15 12:18 x
わてはパッシブしかあきまへん。。。。
Commented by tak_a86 at 2008-12-15 22:12
>したーるっち
とりあえず写真撮影してくれると嬉しいです。
Commented by tak_a86 at 2008-12-15 22:25
>すわべさん
連動企画ですね。
元々相互リンクなので記事直リンすればよかったかな?
ちなみにここのコメント欄では、h抜きしなくても自動リンクにはなりません(仕様です)

このあたりの変遷がわかると、とても面白いですね。
mi-20師匠のL-2500のREV1.1の写真も見てみたいです。

ペグのブッシュは、わりと平坦なデザインになってますね。

91年から94年までのどこかで、かなり大掛かりな変更をやったということでしょうね。
ブリッジも変わってますから。
Commented by tak_a86 at 2008-12-15 22:34
>ふぁいやん
というかPBのイメージが強すぎで・・・

年末のLIVEどうしても行けなくなってしまったんで、魂だけ飛ばしとくから頑張ってくだせーまし。
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